生後1ヶ月以内のママの身体って、どう変化してるの?

生後1ヶ月では、

✔️妊娠前の体に戻るためと、
✔️産後のママになるため

2つの方向で体が変化していきます。

 

妊娠前の体に戻るための変化

◻︎子宮の変化

元々子宮は、洋梨大の大きさで、骨盤の内側に収まっています。
妊娠して赤ちゃんが大きくなっていくと
へその上辺りまで大きくなりますね。

その子宮が、出産後は洋梨大に戻って行くんです。

それが、妊娠前の体に戻る変化です。

ママD

私、出産した後に体重が全然減らなかったんですけど

あおいあおい

残念ながら、体重はあまり変化しません!

赤ちゃんが3000g、羊水も対バンも出たのに、産後3日目に測った体重は、3kgくらいしか減ってなかった・・・。

よくあることです。

むしろ3kg減ってたら万歳かもしれません。

体重の内訳

✔️赤ちゃん、胎盤、羊水の他に
✔️血液量の増加
✔️血液外の水分の増加
✔️脂肪
✔️大きくなった分の子宮
✔️おっぱい

出産後に急にむくみが増えた方もいらっしゃると思いますが、
それは血液外の水分、が増えた状態のことをいいます。

 

あおいあおい

時々、全く減らなかったことにショックを受ける方がいらっしゃるのですが、体重は出産直後はほとんど減らないものだと思ってください。身体が元の体に戻っていませんし、貧血もあります。決して無理なダイエットなどはなさらないようにね

 

産後のママになるための変化

産後は、精神的にも様々な変化が生じます。

大きな変化はこれ。
ホルモンがガラッと変わる

この、ホルモンが変わるおかげで

✔️母乳が出るようになる
✔️赤ちゃんを可愛いと思う

✔️幸せな気分になる
✔️自律神経が整う
✔️子宮が元に戻る

という作用が起きます。

 

妊娠前と妊娠後のホルモンの違い

ルモンが出ることによって、子宮が元に戻ったり、母乳が出たりします。

代表的なホルモン

オキシトシンホルモン
✔️幸せホルモン
 おっぱいの分泌をよくするプロラクチンを助けている=おっぱいを出すホルモン
✔️子宮の収縮(=陣痛や後陣痛)のホルモン
 陣痛促進剤にも使われるほど、陣痛を促すホルモン
✔️セロトニンの分泌を助けるホルモン
✔️赤ちゃんが生まれる直前に高値になって、産道を通る瞬間にドバッと大量に分泌される

プロラクチン
✔️射乳のホルモン
 生後32ー48時間がピークで、そのあとは赤ちゃんに吸われるたびに値が上昇するホルモン

エストロゲン
✔️女性ホルモン
 出産後に急激に少なくなるので、更年期のような状態になる

プロゲステロン
✔️抜け毛に関与
 産後急激に少なくなることで、抜け毛に悩まされるママも多い

 

ママの身体の中は大忙し!!

□妊娠中に早い段階で陣痛が来ないように、ホルモンはコントロールされています。
そして、出産間近になると、陣痛を起こすホルモンが分泌され、
出産直後には、陣痛を起こすホルモンにガラッと変わります

□妊娠中のママは、赤ちゃんを外敵とみなさないために、自分の免疫力を下げています。
免疫力が強いママだと、お腹の中にいる赤ちゃんを攻撃してしまうかもしれないからですね。
なのでママは風邪をひきやすかったりするのです。

妊娠中:女性ホルモンを多量に分泌する。免疫系を下げる。
出産後:女性ホルモンを下げる。免疫系を元に戻す。陣痛を促すホルモンに切り替わる


と言うように、たくさんのホルモン調節を行っているのです。
日々一定の男性には想像がつかないかもしれませんが、
女性の身体って、本当に忙しいんですよね。

ホルモンが関与する精神状態について

精神的不安定(マタニティーブルーや鬱)
月経前症候群で、気分に変調がある女性って多かったと思います。
ママD

まさにそうでした!生理の時の不調はすごかったです。薬飲まないと辛い日もありましたし、精神的に落ち込んだ日もありました。

あおいあおい

それはお辛かったですね。。。月経前症候群は、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンの仕業とも言われています。

生理前にはエストロゲンの方が低くて、生理後は高くなるという、
グラフにするとクロスのようになる2つのホルモンなのですが、
出産後はエストロゲンもプロゲステロンも急激に下がります。

このように劇的なホルモンの変化と、出産後のストレスが相成り、
月経前症候群の何倍もの症状が襲ってくる方がいらっしゃいます。
月経前症候群の主な症状

✔️頭痛
✔️手足のむくみ
✔️抑うつや不安
✔️イライラしやすく怒りっぽい 
✔️情緒不安定
✔️眠気や睡眠障害
✔️集中力の低下  など

いかがでしょうか?

月経前症候群は妊娠前の話ですが、産後に精神的にこういった症状が当てはまる方は、多いのではないでしょうか。
 
 
月経前症候群との大きな違いは、赤ちゃんの存在です。
 
一人でいた時は気を紛らわしたり、ずっと寝ていたりできましたが、
赤ちゃんがいるとそうもいきませんよね。
 
きっと、出産されて幸せな気持ちになると思っていたのに、どうしてこんな不安定なんだろうと、
精神的にも、理想と離れていてびっくりすると思うんです。
 
そこに、赤ちゃんは夜起きる習慣があるので、眠れない日々が続きます。
 
それでなくても、人は徹夜を繰り返しているだけでホルモンバランスが崩れるのに、
ママは赤ちゃんという命の重さを胸に、徹夜を繰り返します。
 
 
夜中の2時に、何をしても泣き止まない我が子をあやしたり、
パパの寝返りで赤ちゃんが潰されないか、神経を尖らせて不眠になってしまったり、
朝まで寝てしまった!!と朝からハラハラしたり。
 
 
何をしても、どうなっても、気が気じゃないですよね。
 
 
それでなくても崩れているホルモンが、もっと崩れるだろうなってこと、
想像していただけましたでしょうか??
(特に最近パパに関する相談が本当に多いので、パパに知っててもらいたい!!)
 

感覚育児

これは私が勝手に提唱しているのですが、感覚育児。

ママたち、特に1ヶ月未満のママたちは、数値にとらわれ過ぎてしまっていると思っています。

おそらく、出産した病院で3時間毎のミルクや、◯◯ccの授乳量、など、数値で見れることを教えてもらっていると思うんです。

病院はもちろん、それでいいです。
体重管理をしないとわからないですし、ママのおっぱいがどれくらい出ているか、どうやって授乳するかなどの指標になるのは、やはり病院だからです。

ママD

そうそう、それを家でやると、ミルクの量もおっぱいの量も、訳がわかんないですよね。

おっぱい飲めてるはず?あれ?ミルク100ccも飲んじゃった!!大丈夫かな!???ってなります。

あおいあおい

もちろん、大丈夫です!!

 

赤ちゃんの胃の大きさと、おしっこの出方から想像すると、
新生児では頻回授乳(2−4回に1回の授乳)が必要なことがわかると思います。

新生児の胃のサイズ

1日目でビー玉サイズ
3日目でクルミサイズ
1週間でピンポン球サイズ
1ヶ月で卵大サイズ

1ヶ月をすぎると卵大からまた徐々に大きくなっていくので、(新生児のような変化よりはゆっくりですが)、
1回に飲める量も増えてきます。
100ccはペロリンです。

母乳の出が気になったら、丸1日おっぱいだけにしてみて、どれくらいの頻度で泣くのか、おしっこの量はどれくらい出ているのか、ウンチの量と見ていき、

✔️あまりにも短時間で泣いてしまう
✔️おしっこが少ない(1日2回くらい:量も重要です)
✔️逆にあまりにも寝こけ過ぎてしまう(ダランとして元気がないのは脱水かもしれません)

に気をつけて見てあげると良いです。

 

例えば、丸一日おっぱいだけにして見て、全くおっぱいが出ていなかったとしてら、赤ちゃんもすごい泣いてくると思うんですね。
それで半日見て見て、あまりにも泣いていたら、脱水になりそうなのでミルクを少し足してみるとか。

1日かけて実験して見て、感覚を掴むのも大事です^^

 

赤ちゃんの大きさや、飲みは個性があるので、よく観察してみると、一般論に当てはまらなかったりするんです。

 

赤ちゃんの泣き具合と、尿の量の観察で、大概足りているかいないかがわかるので、
じっくり向き合って見てもいいのではないでしょうか^^

 

ちなみに、泣いているは元気な証拠、ですが、

おっぱいを飲んでも飲んでも泣いているのは、足りていないかもしれません

 

そこは赤ちゃんとの対話になるので、もしかしたらこうかも????
っていう引き出しをたくさん作っておくと、心にも考える余裕が出てきて、パズルのピースをはめるように、育児がちょっと楽しくなりますよ^^

大事なのは、
昨日と同じ今日や明日はこない、ので日々斬新♡
ということを心に留めておいてください。

 

 

■向日葵助産院院長。看護師・助産師15年目。都内のスカイツリー近くに開業中。ママと赤ちゃんがとにかく好きで、訪問やLINE相談でサポートを行なっている。LINE相談は、15名の医療者スタッフとともに行い、8時から23時まで相談対応をしている。東京医科大学病院八王子医療センターに始まり、都内の産婦人科数カ所にて勤務。去年SBI大学院大学にてMBAを取得し、講演やママのコーチング業など幅広く活躍中。