助産師Aoiの母親学級〜Vol.11 産後編〜

こんにちはウインク

向日葵助産院のAoiです顔

 

事業のほうが忙しくなってきたのと、なんと年末にインフルエンザで

滅法投稿が伸びてしまいました(><)

 

そんな事情はさておき、ちゃんと更新していこうと思います!!!

 

 

今日から産後編ですね顔

ぜーーーーーーーったい

知っておいて欲しい産後の知識

 

なんだと思いますはてなマーク

 

今日は、「授乳の話」をします。

 

出産後って、母乳を気持ち良さそうに吸っている赤ちゃんを想像しませんかはてなマーク

 

ごくごく飲んでスヤスヤ眠る赤ちゃん。

 

安らかな表情を笑顔で見守る。

 

・・・

 

それは、テレビや漫画の話なんです。

 

・・・

 

実際には、母乳が出てくるまでには時間が必要です。

 

なぜなら、赤ちゃんと胎盤が生まれてから、

母乳が出るホルモンへと変わるからです。

 

正確に言えば陣痛とかの話も食い込んできますが

ひとまずはそう覚えといてくださいりぼん

出産直前あたりから母乳の出るホルモンは増加し、

産後36時間から96時間あたりが母乳ホルモンのピークと言われています。

なので、出生後すぐに授乳をし、さらに1−2日目まで授乳を頑張っていると、その後に母乳がよく出てくるというわけです。

 

そんな事言っても、赤ちゃんがなんらかの理由で近くにいないことも生じます。

 

例えば、、、

右矢印病院が完全別室である。

右矢印赤ちゃんがNICUにいる。

右矢印ママが帝王切開で動けない

右矢印出産後の疲労で動けない

などなど。

 

そんな時は乳首と乳輪を刺激して、赤ちゃんが吸っている錯覚を脳に起こさせるんです。

乳頭刺激で、ホルモンは良く分泌されます。

 

 

と、そんな風にして、おっぱいは出てくるわけです。

 

中には出産後すぐに良く出てくるかたもいらっしゃいます。

でも、人間ですから、みんながみんなそうではありません。

 

疲労や貧血、栄養状態や分娩時間、脱水も関係しますし、年齢も時には関係してきます。

 

そこを受け入れて授乳をするのと、知らないで授乳をするのとでは、産後の授乳に対する受け止め方に、大きな変化が出てきます。

 

 

「そんな事言っても、私は大丈夫だし。」

「産後のことなんて今から考えられないよ」

 

そう思っている方は確かにそれでもいいかもしれません。

でも臨床で見ていると、7割以上は退院するまでに直接母乳のみにはなっていません。

 

もちろん妊娠編でも話していますが、私は母乳絶対推進派ではありませんw

 

2−3ヶ月くらいで直接母乳をやめた産後ママの話を聞くと、

右矢印もっと母乳あげたかったけど出なかった

右矢印母乳が足りているかわからなくて、結局ミルクになってしまった

右矢印できたら完全母乳で育てたかった

 

などのお話を良くお聞きします。

 

 

もし直接母乳のみで育てたい

完全母乳でなくても、ミルクは最小限にしたい

 

そう思われていましたら、妊娠中や妊娠前からやっておいて欲しいことがあります。

 

 

それは、

右矢印ご自身の乳頭・乳輪の形を知る

右矢印硬さを知る

右矢印マッサージをする

 

ということです。

 

妊娠中であればマッサージがお腹の張りを起こしてしまうことがあるので、注意して行う必要があります。

妊娠前の女性の方であれば、自分がどんな乳頭をしているのか、自分の母親は授乳の時どうだったか(スムーズにできていたか、母乳だけだったか)など知っておいてもいいかもしれません。

 

出産後は、どうしてもホルモンの変化でそんなに考えることができなくなります。

今のうちと思って、ぜひご自身の身体と向き合ってもいいのかもしれません。